韓国の役割論に韓米で温度差…文-トランプ、電話会談なし2カ月
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.27 08:50
米国のマイク・ポンペオ国務長官が4回目の訪朝を取り消したことについて、韓国青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は26日、「これによってむしろ文在寅(ムン・ジェイン)大統領の役割が高まったのではないかと思う」と明らかにした。金報道官はこの日、記者団と会って「米朝関係が膠着した状況で、行き詰まった部分を開けて米朝間の理解の幅を広げるために文大統領の促進者・仲裁者としての役割がより大きくなったのが客観的な状況」と述べた。
9月に平壌(ピョンヤン)で南北首脳が会談することに支障はないかと問われると「ない。そのような構図の中で日程と案件が決まるだろう」と答えた。文大統領が光復節(解放記念日)の祝辞の中で明らかにしたように、南北関係が米朝関係に従属せず、南北関係改善を通じて非核化を促進するという原則を維持するという趣旨だ。文大統領はこの日午後、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官や趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官、徐薫(ソ・フン)国家情報院長および任鍾皙(イム・ジョンソク)秘書室長、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長など関係長官と青瓦台参謀陣を出席させた中、2時間にわたってポンペオ氏訪朝中止の報告を受けて今後の対策を協議した。